2023年12月15日
アルネ・ヤコブセンってどんなデザイナー?!
北欧家具を手掛けたデザイナーの中で一体誰が有名なのか興味を持っている方が多いのではないでしょうか?
誰がデザインしたかも北欧家具を選ぶポイントの1つに挙げられます。
今回はアルネ・ヤコブセンについて紹介します。
目次
アルネ・ヤコブセンとは一体どのような人物なのか
アルネ・ヤコブセンはデンマーク出身の建築家兼デザイナー。
モダンデザインの原型を築き上げたことで知られています。
20世紀に世界中のデザイナーや建築家に影響を与えたデンマークデザインの父と呼ばれる人物です。
最初は画家を志していたものの、父親が反対。
客船の旅客係として働くものの、体調を崩してすぐに辞めます。
後にデンマーク王立芸術アカデミーへ進学します。
デンマーク王立芸術アカデミーを卒業後に発表した未来の家で有名になって以降、さまざまな建築物を発表。
集合住宅や劇場だけでなく、リゾート計画にも携わっています。
デザイン活動に力を入れ始めたのは第二次世界大戦後の1950年代。
フリッツ・ハンセン社と共に北欧家具のデザインを手掛け、数々の名作家具を世に出します。
デンマーク王立芸術アカデミーだけでなく、オックスフォード大学やグラスゴー大学などの名誉博士号を受けています。
アルネ・ヤコブセンのデザインに関するこだわり
アルネ・ヤコブセンは美しさだけでなく、機能面もこだわっている点が特徴に挙げられます。
「美しいものを作るのではなく、必要とされているものを作る」という考えの下、建築物や北欧家具をデザイン。
建築内部の家具や小物までデザインするトータルデザインに重きを置いています。
また、アルネ・ヤコブセンが手掛けた北欧家具は柔らかな曲線が多用されているのもポイントです。
アルネ・ヤコブセンは手書きの水彩画で建築業者や後援者にアイデアを示していたことでも有名。
多くの人間が5年以内で制作できれば幸いだと思うようなデザインプロジェクトを完成させた逸話もあります。
幼少期におけるアルネ・ヤコブセンのエピソード
幼少期のアルネ・ヤコブセンは寝室のビクトリア朝の壁紙を白く塗りつぶしたことで知られています。
後進の育成にも尽力していたアルネ・ヤコブセン
アルネ・ヤコブセンはデザイナーとしてだけでなく、教育者としての一面があることでも有名。
1956年からの約10年間はデンマーク王立芸術アカデミーで教授を務めます。
アルネ・ヤコブセンが手掛けた代表的な建築物
アルネ・ヤコブセンは一体どのような建築物を手掛けたか気になっている方が多いのではないでしょうか?
ここでは、代表的な建築物をいくつか紹介します。
デンマーク国立銀行
デンマーク国立銀行はアルネ・ヤコブセンの遺作。
直線的な形状なのに加え、連続する大理石とダークカラーのガラスファサードがポイントです。
壁のスリットから入る光で雰囲気を演出しています。
中庭と屋上にヨーロッパ式と日本式を融合させた庭園があるのも特徴の1つ。
自然豊かな空間を楽しめます。
また、アルネ・ヤコブセンがデザインした家具と照明器具が存在します。
SASロイヤルホテル
SASロイヤルホテルはデンマーク発の高層ビル。
内装だけでなく、客室内の家具や照明、ドアノブまでアルネ・ヤコブセンが手掛けています。
606号室はアルネ・ヤコブセンがデザインしたままの状態で残されているので、気になる方は一度チェックしてはいかがでしょうか?
ベルビュー海水浴場監視塔
ベルビュー海水浴場監視塔はベルビュービーチの一大リゾートプロジェクトに携わった際にデザインした監視塔。
海の風景と馴染ませるために水色と白のストライプ柄が施されています。
ベルビューシアター
ベルビューシアターもベルビュービーチの一大リゾートプロジェクトに携わった際に手掛けた劇場です。
大きくうねる曲線と青いロゴタイプが用いられているのが特徴。
内壁は青と白のストライプ柄になっています。
アルネ・ヤコブセンがデザインした北欧家具
リノベ・リフォームを機にアルネ・ヤコブセンがデザインした北欧家具を購入する際、どのような特徴があるか押さえましょう。
ここでは、アルネ・ヤコブセンがデザインした北欧家具の特徴について触れていきます。
セブンチェア
セブンチェアは1955年にアルネ・ヤコブセンがデザインした椅子。
背もたれと座面が緩やかなカーブになっているので、体にフィットしやすいです。
背もたれにもたれた際に程よくしなり、耐久性に優れているのも特徴に挙げられます。
アームが無くても肘を掛けられるのもポイント。
エッグチェア
エッグチェアは卵のようなフォルムが特徴的な椅子です。
SASロイヤルホテルのためにデザインされた経緯があります。
成形シェル・常温硬化フォーム・張り地・硬い発泡材により座り心地を実現。
リクライニング機能により、体を預けられます。
スワンチェア
スワンチェアは1958年にアルネ・ヤコブセンがデザインした椅子です。
曲線のみで構成された白鳥のようなフォルムが特徴。
体にフィットするのに加え、アームの高さが程よいので両腕を預けることができます。
エッグチェア同様、SASロイヤルホテルのためにデザインされた椅子として知られています。
まとめ
アルネ・ヤコブセンは数多くの建築物や北欧家具を手掛け、多くのデザイナーに影響を与えた人物。
リノベ・リフォームでアルネ・ヤコブセンの建築物を参考にし、リフォームプランを検討するのもおすすめです。
また、通販サイトなどでアルネ・ヤコブセンが手掛けた北欧家具が販売されているので、気になる方はチェックしてはいかがでしょうか?
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この記事を書いた人
成田 崇
住宅関係の仕事に20年以上従事。
趣味の海外旅行先で
「日本住宅の雰囲気なの無さ」に気づき
豊かに暮らせる空間とは?!と考え始める。
ホンモノの素材を使い豊かに暮らせる生活を提案しています。
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